2026年 事業ビジョン

2026年 事業ビジョン ― 笑顔がめぐる場所へ ―

これまでの歩み

2022年6月にスタートしたBerry&Sunの活動は、2026年で5年目を迎えます。
活動を始めた当初から、私たちが大切にしてきたのは、「ブルーベリーや植物を通して、笑顔を届けること」でした。
ブルーベリーや植物を育て、その実りを誰かのもとへ届ける日々。「美味しかった」「また食べたい」という声を受け取るたびに、この場所が誰かにとっての小さな”笑顔の発信基地”に近づいているように感じていました。

一方で、活動を続ける中で、笑顔は一方通行で生まれるものではない、という思いも強くなっていきました。この場所で育てた植物や果物が、誰かの暮らしに寄り添い、そこで生まれた笑顔や感想が、またこの場所へ戻ってくる。
また、当園の発信をきっかけに、「ブルーベリーを育て始めました」という報告も届き始め、植物を育てる仲間の輪は、少しずつ広がり始めています。

その実感から、「笑顔を発信する場所」よりも、「笑顔がめぐる場所」という言葉が、今のBerry&Sunを最もよく表していると感じるようになりました。

2025年のふりかえり ― 自然から学んだ知恵 ―

2025年は、35℃を超える猛暑や、雨がほとんど降らない日々が続くなど、これまで以上に気候の厳しい一年でした。

ブルーベリーの収穫に集中するため、夏季の栽培作業が多い野菜を減らし、暑さに強い青パパイヤやキワーノに挑戦しました。収穫量は思うように伸びませんでしたが、水分の少ない土壌と強い日差しの中でも、勢いよく成長し、日々姿を変えていく様子を目の当たりにしました。

なぜ、これほど力強く成長していくことができるのか。
なぜ、この不思議な形や姿をしているのか。
キワーノや青パパイヤと向き合う中で、収穫量や美味しさだけではない、植物が持つ「面白さ」や「不思議さ」を、日々実感していきました。 これまでは「実りを届ける」ことが活動の中心でしたが、キワーノや青パパイヤと向き合う中で、植物という生命が持つ不思議さや、理屈を超えた面白さそのものに、強く心を動かされるようになりました。

未来へつながる準備

秋からは、秋冬野菜の栽培をいったんお休みし、さまざまな植物を育てながら、日々の変化を観察する時間を取りました。その中で、植物の不思議さや魅力を、あらためて感じる場面が増えていきました。 食べる楽しみだけでなく、植物と向き合う時間そのものの豊かさも含めて、この面白さをどう伝えていくかを考え続けていました。

地域とのつながり

100品種のブルーベリーを詰め込んだ「ブルーベリー百果ジャム」を『せともん”ど”セレクション』に出品しました。マルシェやイベントなどを通じて、瀬戸の魅力を伝えるギフトの一つとして、当園のブルーベリーが誰かのもとへ届いていく様子を間近で見ることができました。

2026年にチャレンジすること

2026年のBerry&Sunは、「笑顔がめぐる場所」であり続けるために、次の3つの柱を軸に活動を進めていきます。

1. 「育てる喜び」をみんなで共有

植物との対話の中にある発見を、私だけのものにせず、皆さんと分かち合っていきたいと考えています。収穫の喜びだけでなく、日々成長を見守る時間や、小さな変化に気づく瞬間も含めて、植物の魅力を伝えていきます。

  • 植物ワークショップの開催

・植物の不思議や面白さを、身近な視点で楽しめるワークショップを開催します。

  • 栽培キットの企画・販売

・日常の中で無理なく植物と向き合えるよう、「小さな自然」「植物の不思議」「育てる楽しみ」を感じられる栽培キットを通して、笑顔が生まれるきっかけを増やします。

2. 「瀬戸の誇り」を全国へ

これほど多くのブルーベリー品種を育てている農園は、全国的に見ても稀な存在です。その特徴を持つ当園が、瀬戸の地にあることを大切にしながら、ブルーベリーの生果実はもちろんのこと、100品種のブルーベリーを詰め込んだ「ブルーベリー百果ジャム」を、瀬戸の魅力を伝える存在として、これからも丁寧に発信していきます。
一つひとつの品種にある物語や背景についても、マルシェやオンラインを通して、しっかりと言葉にして届けていきたいと思っています。

3. 環境と対話しながら育む、農園の未来

これまでの経験から得た気づきや、生物学的な視点、そして想像力を重ね合わせながら、この土地の環境に合った植物の育て方を探究していきます。
ただ、この土地に合うだけではなく、育てる過程そのものを楽しめ、日々の暮らしを豊かにしてくれる植物を探しています。そんな植物の栽培方法を確立し、この場所で育み、全国へと届けていくための拠点を目指しています。この農園が、植物を育てる喜びの「入口」となり、それぞれの場所で、新しい物語が芽吹いていく未来を思い描いています。

おわりに

理想と現実の間で立ち止まりながらも、植物と向き合う日々の中で、少しずつ答えを探してきた5年間でした。この場所で育った植物や果物が誰かの暮らしに寄り添い、そこで生まれた笑顔や言葉が、またこの場所へ戻ってくる。その循環の中で、私たち自身も支えられ、次の一歩を踏み出してきました。

Berry&Sunは、そんな笑顔の循環が生まれる場所でありたい。2026年も、その輪を大切に、次へとつないでいけたらと思っています。

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